遅ればせながら

７月３日　平成のスーパーアイドルホース　オグリキャップが亡くなった

私はオグリキャップのおかげで競馬を始めたオグリ世代だ

競馬自体はオグリブームになる前から知ってはいたがその頃のイメージはぶっちゃけ良くない
飲んだくれ玄人スジの常連客などが幅をきかせているイメージと言えばわかりやすいかな
大レースでもない限りは競馬場は実際そんな感じだったと思う
それなりに人気はあったがまだ一般大衆の娯楽ではなく一部のファンとギャンブラーの時代
それがオグリキャップの活躍が火付け役となり大衆娯楽としての競馬が浸透していった

当時若手の天才武豊の人気とバブル景気の影響も有ったが競馬人気の牽引役はオグリキャップに依るところがやはり大きい
日本競馬はオグリキャップから大衆娯楽になったと断言してもいいだろう

G1　４勝　堂々たる一流馬である
一流馬成績だけを見ればオグリキャップより良い成績の残した馬は居るがオグリキャップには敵わない
なぜならば
競馬はサラブレットの血のスポーツなどと言われより早く強い馬を目指すが今となって所詮はファンあってのエンターテイメントの１つだ
オグリよりも良い成績をおさめた馬は「競馬」の内側で終わってしまっている馬が多いのだが
オグリキャップは「競馬」の外側に出て社会現象を起こした馬
オグリキャップはその「内側」を大きく広げてしまった馬であり
「競馬」に対する貢献度が内側で活躍した馬とは比較にならないのだ
だからオグリキャップには敵わない
オグリキャップに比する馬はハイセイコーだけだろう
順番から言えばハイセイコーが地均しをして土台を造りオグリキャップが開花させたと言うべきか

成績や血統・種牡馬としてどうこうは他を調べればいくらでも出てくるからわざわざここで重ねて書くつもりはない

オグリキャップは私にギャンブルとしての競馬ではなく娯楽としての競馬を与えてくれた
今も以前ほどではないが競馬を楽しんでいる

ありがとうオグリキャップ
お疲れ様でした